漫画感想『アクタージュ act-age』scene40
感想という特性上『アクタージュ act-age』のネタバレを含みます。
刻んだタマネギ、ニンジン、ネタバレ挽肉、お好みで刻み生姜をフライパンで炒めます。カレー粉を加え、煮込むようなイメージで水分量が減ってきたら完成です。
4巻が発売された。私も夜凪カレーを食べたいな。
『アクタージュ act-age』scene40.
ついに景の出番。第二部、銀河鉄道。
え、授業シーンは? 台本読みの段階ではあったけど、途中で変更があったのかな? 少なくとも、観客席の面子の反応を見る限り、そこでやっと登場の様子。
台本を読んでみたいものですね。『ガラスの仮面』の美内すずえ先生は作中の作品の台本を書いていたらしいけど、アクタージュはそういうのはないのかな。
さて、感想の箇条書き。
- 七生のアイディンティは巌さんに由来するのね
- 手前の美しさを知った七生が今なんです?
- 人生を変えるほどの人に出会えるって幸せよね
- 景の目が死んでいる。大丈夫? 戻ってこれる?
- 残す言葉は一つ
- あくまで巌氏として導くのね
- 景の起用、演劇に狂った男らしい理由ね
- 銀河鉄道の景色は如何様に
- ああ ハンパネーナ
- 巌氏の遺すモノ、景が体現する姿。次回以降、巌氏の指導と並行して舞台が進行していくのかな?
と、そんな感じ。
立ち上がれ、七生!
自分に嘘はつけない。巌氏との思い出が溢れてくる。立ち上がろうと、もがくことで涙が溢れる。
正直ね、人間こうなったらなかなか立ち直れないよ。少なくとも私には無理ね。
出会った時の思い出は、完全に三坂七生の人生を変えている。なりたい、なるって決めた。
私は人生を変えるような人に出会った事はない。あえて言うなら『とらドラ!』との出会いかな、懐かしい。まぁ、そんな事はどうでもいい。
人生を変えるような人に出会えるってさ、幸せな事だと思うのよね。
劇団天球の面々は多くが巌さんなのかも知れない。アキラにとっての景、千世子にとっての景。
阿良也にとっても、巌氏はきっとそんな存在なのだと思う。それだけに、舞台に立てる事に一つの恐怖を感じ得ない。個人的には、ね?
そうしているうちに、舞台は第二部。戦闘潮流。
もうすぐ景の出番も、と七生の出番までの短さを語ろうとした時、その背後に景。自由ね。
そうして、七生(23)の頭を撫でる。
銀河鉄道に乗れないね。
一見、非情に思える言葉に、アキラは苦言を呈す。それを無視し、景は少しだけ先に、一足先に銀河鉄道の切符を手にする。そこに立つのはカムパネルラ。大丈夫? 役に入り込みすぎて、例のシーンで本当に死んだりしない?
役者、夜凪景の起用
景の中に、巌氏を見つけた七生は、亀に問う。
そうして、景の軌跡を思い返し、巌氏の心に傾ける。
私達に銀河鉄道からの景色を見せるために
巌氏は景を選んだ。
改めて、巌氏。なんたる演劇狂。
ここは、銀河ステーション。
ああ、ハンパネーナ
景、登場。第二部、銀河鉄道にしてカムパネルラは歩き出す。ああ、これはハンパネーナ。雰囲気が景ではないね。
景の異常な没入を知る面々ですら、威風堂々たる"遺す者"の姿に息を飲む。
千世子ちゃん、惚れ直した?
というか、前に千世子ちゃんヘアーかな、とか妄言を吐いたけど、横に並べるとだいぶ違うね。
でも、千世子ちゃんヘアーに見える気もする。
巌城千世次郎。
これから問われるのは、静の演技を景がどう演じるかという話。登場だけで、異様な雰囲気を醸し出している時点で恐ろしいですけどね。
元々の苦手分野がどういった成長を見せているのか。来週も楽しみです。
というか、今週のヤツで七生は立ち直ったんですかね。まずは、お化粧直さなきゃいけませんね。
来週、景の演技をやって、再来週にアキラと七生の出番とあいなるのかな? 景の演技も、アキラの演技も楽しみですね。
おまけ!
ちょっと4巻の幕間の内容に触れて、妄言を吐きます。
4巻幕間のネタバレね。
本来、単行本幕間は買った人だけの特典だと思っているからあんまり触れるのは個人的に教義に反するんだけどね。知らんな。
言いたいのは2点。
- ムンバイ
- やっぱり千世子ちゃんの私服じゃないですか! やったー!!!
え、そんな事は明言されてない? 知るかっ! 沈黙は肯定だよ!!!!!
千世子ちゃんの私服じゃないにしても、プレゼントの可能性が大。というか、それはそれでドキドキする。
少なくとも千世子セレクトって点に関しては言質を取ったよ。
あの子達はデキてる。
個人的にはアキラと景の関係にも進展が欲しい。