漫画感想『アクタージュ act-age』scene45

感想という特性上『アクタージュ act-age』のネタバレを含みます。

薄切りのネタバレをだし汁でしゃぶしゃぶしましょう。しゃぶしゃぶ。当店ではゴマだれに絡めて食べるのがおススメです。

というわけでアキラ回4話目。後半はイントロダクションの色が強かった。ただ、前半。賛否両論あれど、その演技に息を飲んだ者も少なくはない。少なくとも劇団天球の面々に認められた様子のアキラ。

自分の芝居が認められることに渇望していたアキラは、少しだけ報われたのだと思います。アキラも、亀も泥臭くて好きよ。泥臭い亀？野生かな？

さて、15分休憩の間に箇条書き感想。

ブザーがなる。

アキラ、というか家庭教師の青年達の出番が終わり、2人の旅が終わる。それを見送るジョバンニは、そろそろ事実に気がついて、それでも見ないようにしているのだろうか。

カムパネルラはお礼を述べる。自らの後悔に、答えは出ずとも、真摯に答えてくれた為だろうか。

ありがとうと言えば、こちらこそと返ってくる。こだまでしょうか？いいえ、誰でも。AC。

最後のカムパネルラと青年の言葉はアドリブ臭いなと思う。素直に返せる辺り、星アキラは家庭教師の青年となったんですね。

そうして、幕間。作中を包むのは、星アキラの演技に対して。武光くんや茜ちゃんのように、物語全体に対して感想を述べる人もいるのだろうが、作中の関係者達は軒並みアキラの演技についてだ。

基本的には否定的。アキラに求められているのはそこじゃない。加えて、舞台の芝居ではない。チケットを勝ち取ったアキラファンの意見を聞いてみたいところ。

賛否両論かな？

とはいえ、主役を輝かせる演技だったとはいえ、表現自体にはプラス評価を得ていない。伸び代がありますね。偉そうにする事が仕事の人も言っている。そういえば、あの人名前なくない？

舞台裏ではアキラが頭を下げる。

だよね。けれど、その事には触れず、真っ裸のアキラを囲む。足掻く姿はアキラの得意分野になるんですかね。努力が得意になるほどの、努力を重ね続ける男。いいですね。泥臭くて好きよ。

亀がアキラを包むシーンはニマニマしますね。泡が弾けるようなエフェクトが、アキラの心情を表すようで好きです。

そして、阿良也の言葉。

アキラは報われたのかな？

黒ちゃんは悩んでいたのかな。

黒ちゃんも巌氏も、星アリサの幻影を追っていたのかもしれない。どんな役者だったんだろうね。星アリサは。今のところ、イメージが復帰能力のない北島マヤなんですけどね。迫中君とか用意していなかったんですかね。

黒ちゃんは、巌氏の側にいた。

ルイは涙を流している。ペロペロ、

カムパネルラとの別れを可哀想と表現する。私は、未だ、ジョバンニの感情がよくわからない。カムパネルラは諦めているものだと思っていた。

とはいえ、私達にできることはない。後は見守るだけだ、俺達は。

続くは最終幕。最後の旅路。

私の知る話であれば、語られるはほんとうの幸せ。ここからは、役者、夜凪景の演技の成長が描かれる事になるのだろう。

来週も楽しみですね。

今週のアキラくんがなかなかに素敵。彼の今後に乾杯。エキストラ回の帽子監督から、どんな役のオファーが来るのか楽しみ。脇役といっても、主演に近い位置にあるキャラクターを任されそうかな。

オススメはロメオとジュリエットの敵役、ティボルトとかかな？

良ければ、亀と一緒にチンピラ役とかやんない？

なんにせよ、アキラの今後が楽しみですのよ。

どんな役者になるのかな？