漫画感想『五等分の花嫁』第77話
感想という特性上『五等分の花嫁』のネタバレを含みます。
ネタバレの挽肉に刻んだ玉ねぎとエリンギ、つなぎにパン粉と卵を加え、塩胡椒をふった後よく混ぜます。形を整えたら、湯がいて柔らかくしたキャベツの葉で包み、とりあえずコンソメスープで煮込みます。
ロールキャベツ。
『五等分の花嫁』第77話
あっさりと収束した全国模試編。裏側には並々ならぬ努力があるのでしょうが、誌面で見るとどうにもそんな印象を受けます。
話の本筋はラブコメなので、"恋の"ライバルではない男との争いなんて、美味しく煮込んで妄想の材料にしてやんよ。程度の物。あっさり終わってしまうのも納得ですね。
お義父様に認めていただくという、目的で見れば、どうでしょう。もう少しバチバチやってもいいのかなとも、思いますが、お義父さんとはすでに半年くらいやり合っています。結果として示す事でお義父さんも風太郎を認めざるを得なくなりました。
次はお付き合いを認める所ですね。どんな争いとなるのかしらね。果てはご結婚を認める段階。第32話では式をバックレようとする程度にはモヤモヤを抱えている様子でしたが、結婚に至る際にどのようなやりとりがなされるのでしょうか。
話の特性上、特別と感じた彼女と想いが通じ合えば、物語としては完結となるのでしょうが、気になりますね。
美しき未来を夢見て箇条書き感想。
- ブランコ、どっちが誘ったんです? 風太郎がやっていたら、武田が乗って来たんですかね
- レコードホルダー中野四葉
- 武田の逡巡、風太郎は何を思う
- 相場は5倍、アットホームで楽しい職場。何やかんや、マルオもお父さんなのよね
- セカンドステージ、次の道
- vs お義父さん
- 一花さん、本気で風太郎をヒモにする気じゃありません事?
- 四葉ちゃん、本当に千羽鶴プレゼントしたの?
- 五月、何隠してるの?
- 三玖の気持ちは伝わる時が楽しみですね
- 美味しくなったお料理
- はっ⁉︎ お前さんが零奈
- 過去話にもまだまだ裏がありそうですね
- 二乃は何をしでかすのかな?
前半男たちの和解は素敵でしたね。後半では火蓋を切った女の戦いのジワジワと燃え上がる感じが良いですね。
それにしても、四葉ちゃんだけどこか木屋の外ではないですかね?
どんな手を使ってもと意気込む一花は写真から何かを察し、三玖はとっておきの場所に想いを巡らせる。五月は抱え込んだ秘密に苦しみ、二乃は溢れかえった想いを収束させる。3人は風太郎との未来に想いを馳せ、1人は過去に憤っている。そんな中でただ1人飄々と笑っています。
思い出の地京都に夢を馳せる。修学旅行編、どんな動きとなるでしょうか。
次回も楽しみです。
決着、男の戦い
開幕ブランコ。
四葉ちゃんとのデート2回目! という訳ではなく、武田との逢引。いつのまにそんなに仲良くなったの? と少しニヤニヤします。
遊具の位置関係等がハッキリしないのでなんとも言い難いですが、類似する遊具が数多く存在する所を見るに四葉ちゃんとの想い出の場所の様子。勤労感謝デーの四葉ちゃん見開きは美しかったです。
そんな思い出の場所で、最期にはぴょんと跳ねてパークレコードに挑戦する風太郎。そして、まだ足りないか、と嘆く。負けず嫌いね、貴方。
描写は無いですけど、比べているという事は直前で立ち乗りに変わっていると思われます。帰ると言ってから、立ち乗りにして、飛び降りたのだと考えると、どこかシュールですね。
さて、2人を呼び出したのは、お義父さん。中野マルオ医院長。
まず話しかけるは、関係良好な武田の祐輔ボーイ。
賞賛を述べ、自陣営への勧誘をする。宇宙飛行士という夢を抱く武田は、のらりと躱す。まだ父親には話せる状況では無、という事でしょうか。言ったら喧嘩になりそう、夢を否定されるのではと、色々思うものがあれば、まだ秘匿状態を貫きたいのでしょう。
続いて風太郎。
君に
家庭教師の仕事を
再度 頼みたい
物語が一歩進んだ瞬間である。
風太郎の実力を認め、娘たちとの信頼関係を認めたのでしょう。それにしても、不器用な男ですね。お義父さんは。
喜び勇んで引き受ける風太郎はさらに一言。最初の条件は問題ないと語り、展望を語る。武田の言葉が風太郎に根付いている感じがいいですね。
あいつらの夢を見つけてやりたい
とはいえ、みんな、やりたい事はざっくりとあるのですよね。風太郎が関わらなければいけないことなんてあるのん?
恐らくは、夢を実現させる手伝いをするというものでしょう。夢は無くとも、夢を守る事はできます。
夢自体ならば、現状ですと、一花は女優。1人だけハッキリとしています。二乃は自分のお店。五月は教育系。あとは、2人ですね。三玖と四葉はどういった道を選ぶのかしら。
とりあえず、二乃は数字に強くなってもらって、五月は底上げ、三玖と四葉も将来の幅を狭めないように底上げが主目的となりましょうか。一花さんは……、卒業ですね。
それが風太郎の姉妹に対する真摯な気持ちなのでしょう。
相手はわかりませんが、キスはしました
vsお義父さん関係も、一歩進んだものとなりましたね。何やかんやで、マルオ氏も"お父さん"なんですね。
女の戦い、開幕
今回のサブタイトルでもある『女の戦』が、今、火蓋を切られた!
と言ったイメージなのでしょうか?
というか、このまま修学旅行編に入るのですか? 誕生会はやらないのですか。まぁ、いいや。
予想通り行き先は京都。
かの写真の子との出会いの地。これは大きく話が動く予感がしますね。作者が瀬尾公治先生だったら、多分お付き合いが始まります。そのレベルです。
さて、それぞれ思惑はありますが、今回語られたのは、二乃と三玖の語り。
二乃はこれが最大のチャンスだ! と意気込み新たに、三玖はとっておきの場所でパンを食べてもらう。
手段を選ばない事を決意した一花も、当然戦いを仕掛けてくるでしょうし、激戦必至です。あと、何に気がついたのですかね?
栞が既に配られていますが、班決めとかは終わったのですかね? 人前で姉妹がどんな行動をとるのか楽しみだったんですけどね。やるとすれば、次回あたりですかね。それとも、もう決まってしまった、……気がしてきましたね。風太郎と武田は同じ班になっていそう。
というか、修学旅行はいつですか?
色んな所で語られているように、消去法的にも、写真の子は四葉ちゃんだと、私は思っていました。修学旅行は学級長2人の関係が深まるのだろうな、と妄想が膨らみました。
そして投げつけられた爆弾。五月の秘密。
え、お前さんかよ。
恋愛相談からの話の流れに驚きを隠せない。確かに四葉ちゃんよりも演技力あるなぁ、着替え早いなとは思いましたけど、驚きを隠せない。本当に驚いた。驚きを隠せません。
でも、まだ、=写真の子とは確定した訳では一応ありません。話がややこしくなっただけです。一番に接触した五月が写真の子だったなんて、ねぎ先生はやらない気がするのですよね。
あと、66話で四葉言っていた仲良くしたい子が風太郎だとひっそり思っているので、そのあたり、実はバラバラに面識があって、事情を知っているのでは無いかな? と思考します。
まぁ、謎が深まり(自分でややこしくした)次回も楽しみになってまいりました。
フッー!
おまけ!
恋愛相談があった訳ですけど、五月さんは一花と二乃の気持ちには気がついているのでしょうか?
臨海学校の行きの旅館の一件で、一花の思いは知っていると思うのですがね。
休む事を進めるあたり、ありえないと否定したに相違ありません。
二乃の事は仕方がないにしても。この期に及んで、一花の思いがわかっていないとかは無いですよね。
四葉ちゃんの時にも思ったのですけど、三玖の名前出したら勘のいいヤツは気がつくでしょうに。四葉ちゃんはまだ小出しにしていましたけど、五月のは、もはや答えです。
というか、そろそろ風太郎も、三玖の気持ちは察している頃では無いですかね。よめません。
本記事使用画像は発売の週刊少年マガジン、春場ねぎ先生の著作物、五等分の花嫁の引用物です。
著作権法第二章第三節第五款三二条(引用)