漫画感想『五等分の花嫁』第81話
感想という特性上『五等分の花嫁』のネタバレを含みます。
ジャガイモ、乾燥ネタバレ、軽く炒めたタマネギを一煮立ちさせ、味の素。味噌を加えて、もう一煮立ちさせて完成です。
君の味噌汁を飲みたい。
『五等分の花嫁』第81話
修学旅行編波乱の1日目。イベントがはえーよとも思わなくもないですが、テンポが悪いよりは良いですよね。
さて、今回は風太郎の認識について、興味深い話を聞くことができた気がします。今後の展望を考えると、とても大切なお話でした。
誰かの幸せは、誰かの不幸。
この世の真理であり、純然たる事実な訳です。誰かの不幸の上に成り立つ幸せなんて、いくらでも……。まぁ、この世の無情なんてもの、どうだっていいんですけどね。
社会派っぽい感想なんかポインヌして、思うことを語りましょうか。
注目したいのは、何かを選ぶ時は何かを選ばない時というそのセリフ。奇しくも、恋愛においてよくある話ですよね。風太郎が二乃を選んだならば、一花や三玖は選ばれないわけです。
はっきり言いますと、私はこの漫画のラストで風太郎が五人と一緒になる展開。つまりはハーレムエンドは嫌だなー、キチンと向き合ってほしいなーと、漠然とした希望を持っているタイプです。先日、ハーレムエンド希望の知り合いと争いになりましたが。
一応言っておくと、『ハーレム展開』という存在を否定する訳ではありません。この漫画においてはハーレムルートより、きちんと一人を選んで欲しいという我儘を持っているという話です。
しかしながら、今回の話、四葉ちゃんの望む理想論を叶える方法が一つ。ハーレムエンドで、一応は皆が風太郎を得られる訳です。
私は件の台詞に、『ハーレムエンドはない、誰か一人を愛し抜く』という意味として捉えました。対して、とある人物が『理想論の体現として、ハーレムエンドにたどり着く』と読み解きました。
私としては、一人占めにしたい子がいるのだから、その望みが叶っていない時点で理想論は体現できなかったものとなると考えていますがね。そして、二乃の台詞。お互いを祝福できる関係に、なれると思うのですよね。
この辺りについては、改めて語ってみたいものです。とりあえず、今はここまで。
返す刀で箇条書き感想
- 三玖の気持ち
- 中野二乃は祝福されたい
- 前田、何やってんの? というか、背負ってきた武田君もすごいな
- あとを追えと叫ぶ二乃、気持ちのいい性格ね
- ここでシャッター音。少なくとも犯人は風太郎ではないのね
- 朴念仁の言葉と三玖の好意
- 誰なのかはわからないのですかね?
- 四葉ちゃんを蝕むモノ
- 理想と現実、いつかの未来。この漫画は、現実と向き合うのかな? 理想を追うのかな?
- 連れション希望すんな
- 盗撮犯は前振り的に前田ですかね? もっと裏があるのですかね
- 話したい事。2人はどう向き合うのですかね?
恋愛漫画していますね。お互いがお互いに大好きだから、ドロドロがそこまで酷くなっていない気がします。仲良し姉妹で良かった。
それにしても、三玖は逃げ出してしまったけれど、もう一度向き直る事ができるのでしょうか。メタ的には巻き合う事となるのでしょうけど、そのあとどこまで踏み込むのでしょう。それと同時に、一花は自分と向き合えるのでしょうかね。何を打ち明けようとしているのでしょうか。
二乃は今はまだ、風太郎の言葉を有耶無耶にしたままです。一花や三玖は風太郎に何を求めていくのでしょうか。
次回も楽しみですね。明日発売なんですけど。
不意の遭遇
逃げ出した理由とはなんでしょう。はっきり言ってよくわかりませんね。パニック
自分で伝えたかったから逃げ出した。というのは不自然でしょう。恥ずかしかったのでしょうか? 告白! と前向きに考えていても、予期せぬ事態は簡単に処理できるようなものではありませんからね。
想いを伝えた先に待つモノは何でしょうか。風太郎の言葉です。元々、風太郎は恋愛感情の薄い人。どうしたっていい想像はできません。
振られてしまうという恐怖、大好きな人に否定されるなんて、恐ろしい事ですね。
二乃の想い
走り出す三玖の姿、一花の手にするものを見て、何をしたのよと詰め寄る二乃。四葉ちゃんがフォローを入れようとするものの、それをはねる一花。
じっと目を見て、向かい合う。
かつて告げた言葉が一花を追い詰めていた。
他人を蹴落としてでも、叶えたい
その気持ちは同じ。なんですかね?
告げた言葉に対して帰ってくるのは、罵倒やそれに準ずるモノではなく、涙。
私たち五人の絆だって
同じくらい大切だわ
例え、恋が叶わなくたって、互いに祝福できるようになりたかったとかく語る。
本当に二乃は愛おしいですね。
初期の頃、私は、二乃のその性格が風太郎と補い合っている気がして、そんな理由から2人が結ばれる未来を望んでいました。ストーリーが進み、風太郎の為に涙を流し、彼と並び立つ姿に夢を見ました。そして、件の告白で、彼女の強い背中に憧れを覚えました。
本当に、幸せになって欲しいものです。
そして、敵に塩を送るような言葉。
彼女の為に
本当に、二乃に幸せになってもらいたい。
あの二乃の涙だけで、ご飯3杯余裕ですね。
選ぶ刻限
何かを選ぶ時は何かを選ばない時。
この漫画の未来を見るような言葉でした。
四葉ちゃんはそれでもなお、理想を追いそうなパワフルさがありますね。
誰かの不幸の上に立つ幸せ。
おまけ!
ないよ。
正直、前半に対する感情が強過ぎて、後半を描く余力がないです。あと、シャニマスのイベントが忙しくて描く時間ないの。
一言で言うと、次回も楽しみですね。なんですけど。
盗撮魔は話の流れ的に前田かなーと言ったところ。前田じゃないにしろ、風太郎が関わっていそうな気がするのですよね。風太郎関係だと、前田かなーと言う単純な思考。まさか、この流れで新キャラや謎のかませ犬キャラが出てきますかね?
まぁ、そのうち明かされるでしょうね。はい。
本記事使用画像は発売の週刊少年マガジン、春場ねぎ先生の著作物、五等分の花嫁の引用物です。
著作権法第二章第三節第五款三二条(引用)