心にうつりゆく由なしごと

漫画感想『五等分の花嫁』第60話

感想という特性上『五等分の花嫁』のネタバレを含みます。

ショートケーキの上のイチゴをつまみ食いしてしまったので、代わりにネタバレを置いておきましょう。ネタバレのショートケーキの完成です。

 

『五等分の花嫁』第60話

攻略開始

我慢できねぇ! 言うよ!

デレ始めた二乃の所作が最高すぎる。

古き良きツンデレ。元々の意味の方ね。

告白が空振りする展開って、あまり好きじゃないだけに、今回の話は血が沸き立つ。

 

さーて、適当に設定した漫画感想時の書式を消費して好き勝手語るぞー!

  • 二乃の所作がかわいい
  • あー、聞こえてなかったぽいなー
  • やっぱり聞こえなかったかー
  • まぁ、二乃が自分の想いを口にしたってのは重要だしな。よしとしよう
  • 告白
  • え、告白?
  • ねぎ先生、感情の葛藤の書き方が天才的よね
  • 一花は見た、
  • 私は、未来のお嫁さんは二乃だと思うのよね
  • 来週以降の風太郎が楽しみだなっ!!

正直、あの見開きページに全部持っていかれた。私自身は一花派なんですけど、風太郎のお嫁さんには二乃がぴったりだと思います派です。先週と今週で二乃派に改宗しかけている。

 

走り出した恋は、全力全開-‼︎

と言うわけで前回からの続き。まず、サブタイトルからして大好き。サブタイトルはネタバレになりうるから、あまり気にしないようにしているんだけど、全部読み終わってからサブタイトルを見て打ち震えた。

『対象外なら、無理にでも意識させてやるわからの、『攻略開始』ですよ。わっほい。

 

二乃が風太郎の性質を理解している。

 

三玖の攻勢に対してぽやっとしている風太郎に「自分を意識させる」には、せざるを得ない状況に持ち込むのが手っ取り早い。アノヤロウ、そういう状況だったとはいえ二乃とホテルで二人きりであっても全く動じていなかったからな。三玖に関して言えば、あからさま過ぎてよくわからないというのもあるが……。

普通、一ヶ月もバレンタインの実験台にされて、自分が対象だ、なんて思わないよね。

 

どう考えても、都合いいモルモットですよ。

バレンタインも勝手に食べただけで正式にもらってないし、三玖には他に好きな人がいる、と風太郎が考えていてもおかしくはない。

三玖さん、のんびりしてたらダメよ?

 

で、だ。

二乃の話をしよう。

 

告白に対するレスポンス

先週の直後からのスタート。言っちゃったと、顔を紅色させている二乃。かわいい。

しかし、風太郎の反応は冷めたモノ。なんのレスポンスもない。無反応オブ無反応。二乃は、寂しくなるなという風太郎の台詞に、彼が自分達との間に義務的なだけではないと感情を持っている事を知っている。

しかし、無反応。

あ、これは聞こえていなかったっぽいね。

告白を聞き逃すラブコメのテンプレなんて滅んでしまえ。

だが、二乃は聞こえなかった可能性に気がつかない。自分の伝えた想いに対する答えが欲しいのだ。一途に風太郎の背中を想う。

そんな想いは溢れ、答えが貰えないことで募る不安は二乃をネガティブにさせていく。多分、姉妹で話している時はそうでもなかったけど、皿洗いの間は距離何cmの世界。ずっとモヤモヤしながら、お皿を洗っていたんだろうね。かわいい。

 

挙句、積もり積もったネガティブは、じっとりと爆発する。

 

困らせちゃうのも当然だわ、と忘れてちょうだいと後ろ向きの言葉。思い悩んだ挙句、到達したのは風太郎が、告白の返事に困っていると思い込んだ様子。

告白の返事って、どんなものがあるだろう。

 

ありがとう

ゴメンナサイ

私も好き

なんのこと?

 

やっぱり、聞き逃してんのかい。

自分ばかりが気にしていて、空回りしていたのが恥ずかしくなったのかな。なんでもないわ! と二乃は逃げ出す。風太郎に拒否されるのが怖くって、無かったことにしようとしたのかもしれない。

風太郎が聞き逃してしまっていたことに、ホッとしてしまったのかもしれない。本当のところはわからない。

 

好意に気がつかれもしない、対象外なんだから。

すごく寂しいね。

 

三玖と一花

2人のやりとりは風太郎が好き、という感情を分け合ったもの。

 

そして、伝説へ

あんたを好きって

言ったのよ

自分が意識すらされない。そんな片想いが寂しくなったのかな?走り出した恋は、全力全開!

 

対象外なら無理にでも意識させてやるわ

 

こうなると風太郎も意識せざるを得ない。頬を染め、二乃を見る。ナニコレ。最高かよ。風太郎、無難にそれどころじゃないとか返しそうではあるけど、今後絶対二乃の所作を意識するよね。

正月のコタツの件とかもう一回来たら、ドギマギじゃないかな。

プロ野球プロ野球志望届を出さないと、ドラフトで名前呼ばれないもんね。

そして、7つのさよなら編のあの台詞。

個人的には、このままゴールインまで関係を進展させたいって欲しいな。

 

さぁ! 攻略開始だよ!

 

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何よ、この距離感。反則じゃないのよ

 

そして、一花は見た。

来週以降の風太郎と二乃の関係も楽しみだけど、今後の一花の行動も楽しみですね!

 

本記事使用画像は発売の週刊少年マガジン、春場ねぎ先生の著作物、五等分の花嫁の引用物です。

著作権法第二章第三節第五款三二条(引用)