心にうつりゆく由なしごと

漫画感想『五等分の花嫁』第74話

感想という特性上『五等分の花嫁』のネタバレを含みます。

さばいたネタバレをキッチンペーパーで包み、冷蔵庫に2、3日寝かせます。表面をぬめりを洗い流し、短冊状に切ってお刺身にしたら、生姜醤油と合わせてお楽しみ下さい。当店では、お客様の要望にお応えして飲み物にカレーをご用意しています。

 

『五等分の花嫁』第74話

やりおったっ!!!!

一花さん。それは卑怯ですよのよ? いいぞ、もっとやれ。

学園ラブコメ編6話目にして、加速する恋の鞘当て。前回はポカポカとじゃれ合い、今回は妨害とアプローチのダブルパンチ。一花さん、余裕なくなくり過ぎていませんこと? 私としては割とこういうのが見たかったのですかけど、ね?

かなり賛否両論を産んだんじゃないですかね?

心配事としては強烈なパンチが姉妹の仲に影響を与えないか、ということですね。2000日後の半年前、お爺ちゃんと姉妹の写真を見る限り仲が悪そうな印象はない。難しい塩梅ですよね。ハラハラします。

 

ハラハラを抱えて箇条書き感想!

  • 風太郎さん本気ッスね
  • 登校時間は貴重な2人の時間ですものね
  • 武田と同じクラスは一花か。ということは、前田と武田は同じクラスだったと
  • 模試、月末の間違いだった様ですね。作者ツイッターで言っていたそうです
  • 花火大会の映画ですか、懐かしいですね
  • 一般のファンには髪の長さの変わる三玖と五月への変装以外通用しないんじゃないですかね?
  • 五月はお小遣い帳をつけた方がいい
  • わがまま一花
  • ちょっと奥さん。あの2人、一緒に登校して来たわよ
  • 一花さんかわいい
  • 感情の爆発、恋愛漫画における嫉妬という宝石の怪しい煌めきよ
  • やりおったっ!!!!

凄まじく次回が楽しみになる話でした。そして、今後の姉妹の仲にも不安を覚えてしまう回でした。後々、風太郎の口から三玖に確認が入ってしまった時が恐ろしい。

実は一花だとわかっていたという展開ならば、また違った面白さがありますけど、直前で昨日の話をしていますからね。わかっていませんね、これは。波乱を呼びそうですね美味しいです。台詞枠で隠れてるけど、風太郎から右耳のピアス見えているんじゃないかしら? あと、生脚。

 

登校時間

本気モードの風太郎を見ると少し嬉しい。姉妹と離れたくないとかそう言った感情ではなく、負けられない自分との戦いに挑んでいる様なタイプではあるのですけど、離れたく無いって感情が確実にあるのですよね。武田君とのやりとりもありますし。

彼の感情はかわいい女の子達だからという、下心モリモリなものではなく、基本的に友愛。5人との時間がすごく楽しいのでしょうね。

 

そんな時間を無駄にしないようと行動する風太郎の前に現れたのは、同じく時間を無駄にしないように行動した一花。相変わらずの待ち伏せ

一花にとって、登校時間は貴重な2人きりの時間として認識しているのですかね? もしかしたら昨日は会えなかったから、会いに行ったのやもしれませんね。乙女よね。

 

いつもの様にコーヒー片手に待っている。

おっはー

風太郎の台詞は、きっと煽りでも何でも無いんでしょうね。純真ボーイか。一花と歩き始めたら勉強を止めるあたり、どことなく成長を感じます。そんなシーンがあったわけではないですが、前の風太郎なら勉強しながら歩き出した気がするのですよね。

というか風太郎、コーヒー飲めないんですね。一花さん、他の姉妹が(多分)知らない情報をゲットですよ!

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僕はコーヒーがのめない

 

それにしても二乃の事をかなり引きずっているご様子。変装のくだりでも風太郎に二乃を意識させる事をためらい、会話を切った。一花の感情は風太郎の隣、彼のパートナーという位置を譲りたくないと豪語する。生来の独占欲、滅茶苦茶強いですね。元ガキ大将は伊達じゃないですね。俺のモノは俺のモノ。お前のモノは俺のモノ。風太郎は私のモノ。

 

私だけ……

私だけを見てほしい

 

『ねぇ、あの2人一緒に登校して来たわよ。四葉ちゃん達は一緒に来たのに、何で一花ちゃんだけ……』

『もしかして、四葉ちゃんが交際を否定したのって、そういう事なんじゃない!?』

『それでかー。って、そういえば否定する時、悲しそうな顔してたよね』

『えっ! まさか……』

とか、そういう会話があったりしません事?

 

それにしても、一花さんかわいいわよね。

 

嘘つき一花

やっぱり一花さんが一番かわいいですね。お嫁さんは二乃ですけど。

 

クラスメイトは一花と三玖の区別はつく様になったんですね。まぁ、髪の長さと見分ける為のパーツが違いますからね。ファンとの接触を避ける為の変装も、三玖か五月くらい明確な被害を見せなきゃいけないと思います。

 

さて、件のシーン。

 

賛否両論を産みましたよね、確実に。私個人としては大好きな展開なのですが。

極論、戦いに卑怯何もあったモノではないので、一花の行動を否定仕切れないモノです。ですが、正攻法で戦う2人を前にしての一花はどうしても悪目立ちしてしまいます。少年誌なんですけどね。大丈夫ですか。

私も私で、好き展開ではありますが、1番望んでいる事は、姉妹仲が悪くならない事なので、少しヒヤヒヤします。

 

風太郎は、また悩むことになるんですかね?

 

おまけ!

告白シーン。一つ重要なのは本当に一花だと気がついていないのかという点。

少なくとも、告白直前では気がついていないでしょうね。三玖と呼びかけ、昨日の話をしたので、一花だとわかっていたら取らない行動なのではないでしょうか。

 

ここから、一花だと気がつくかどうかという事が重要になります。気がつかないまま、三玖2人きりなるのは怖いですからね。

 

オプションパーツで姉妹を見分けている風太郎。偽三玖だと気がつくにはその差異に気がつく必要があります。

お風呂場で半裸の同級生に迫られている間にペディキュアを確認している辺り、観察力と記憶力は素晴らしいものがあると思うのですよね。半裸の二乃の姿を記憶しているのですか?

 

さて、間違い探しの答えは複数。

例えば、制服の着こなし。カーディガンや胸元は正したけれど、タイツばかりはすぐに用意できなかった様子。つまり生脚。

例えば、右耳のピアス。すぐには取れない為、これも残ったまま。最後のページでは台詞枠で隠れているけれど、風太郎からは見える位置だと思うのですよね。

 

さてはて、すぐに気がついても気がつかなかっても、はたまた全く気がつかないにしても、面白い展開になりそうですね。

 

次回も楽しみです!

 

本記事使用画像は発売の週刊少年マガジン、春場ねぎ先生の著作物、五等分の花嫁の引用物です。

著作権法第二章第三節第五款三二条(引用)