漫画感想『アクタージュ act-age』scene52
感想という特性上『アクタージュ act-age』のネタバレを含みます。
炒めた挽ネタバレ、人参、エリンギに、飴色に炒めた玉ねぎ、ホールトマト缶を加え一煮立ちさせます。塩胡椒で味をつけたらあと一息。
茹でたスパゲティにかけましょう。お好みでチーズをどうぞ。
『アクタージュ act-age』scene52.
ついに銀河鉄道の旅も終着。スモークの中、阿良也の脳裏に浮かぶはまた別の銀河鉄道。
そして、ラストシーン。
カーテンコール。
瞬くフラッシュの中、箇条書き感想。
- 巌氏の優しさ
- カムパネルラパパは?
- 木梨ちゃんかわいい
- 進化する芝居
- 僕という一人称は、メソッド演技の不穏な未来の現れなんですかね?
- カーテンコール
- 亀さん、そういうスタンスなんすね
- アキラ君とは逆の視界
- 雪ちゃんの親心
- ありがとう巌裕次郎
- 星く……堀君の笑顔は素晴らしいですからね
- 巨星隕つ、そして新星の発見
銀河鉄道の夜編、素敵でしたね。今後劇団天球との共演はあるのでしょうか? 阿良也は役者になりたかったのであって、舞台俳優に限定しているわけではないですし、ね?
というか、巌氏亡き後、劇団天球はどうなってしまうのでしょうか……。あのメンバーが後任の監督を素直に受け入れる気がしないんですよね。流石に現行のメンバーから、いきなり監督になるなんてキャラクターはいないでしょうし、未来を抱いて解散ですかね。そうだったら残念なものですね。大黒天接収という未来もあり得るんですかね?
まぁ、次回以降に語られることでしょう。
ジョバンニは生きている
どうにも、先週のカムパネルラの別れの言葉を得て、スモークが焚かれた模様。阿良也の脳裏に浮かぶのは、過去の銀河鉄道。
この頃から、阿良也は阿良也だったんですね。
そんな阿良也に優しく語りかけるのは、やはり巌氏。阿良也の悩みの解決に、役者の道を進める。案の定ですね。
場面は、現実に。この舞台がどう言った旅路を歩んできたのかはわかりませんけれど、ジョバンニの旅はここで一区切り。
カムパネルラの絶望に身を浸しつつも、ジョバンニは彼の死を知っている。そこから何を感じるか、というのは読み手次第だと思っているので、個々の心の中。
横にいるローブのおじさんが、カムパネルラの父親ですかね。時計持っていますし。
ただ正直、阿良也の暴走無しにこの場面に辿り着いていた場合、また違った感想を持ちそう。私なら多少なりに薄情だなという印象を持つかもしれない。
巌氏は、この結末に何を伝えようとしたのでしょうか?
閉幕。木梨ちゃん泣き過ぎじゃないです?
カーテンコール!
景の目に映る観客達。
え、見えてなかったんですか?
役を投影する性質上の付加価値なんでしょうか。アキラ君が一番欲しい才能じゃないですかね? もしかして。
迎えた大歓声を見るに、構成は受け入れられたようですね。毛色は違いましたけど、受け入れられなかったのはアキラ君の演技だけなんでしょうか? 今後のアキラ君のお仕事がどうなるのか気になりますね。帽子監督、おたくの映画に星アキラ君を起用してみませんか。アンタ、名前なんて言うの?
ありがとうございました
巨星墜つ
大歓声の中、星アリサの手にはスマートフォン。画面には巌氏の訃報。
何だかんだで、巌氏はアリサにとっても恩師だったんでしょうね。そうでなければ、アリサは演劇会から完全に身を引いていた気がするのですよね。
そして、巌氏の遺した作品を呑み込む。素晴らしい演技を咀嚼し、口を開けば、今後を語る。
喪失と発見。
夜凪景という女優によって変化する演劇界を見る。
あの、その子の出演作品、まだ片手で数えられるんですけど……。
次回以降、舞台は千秋楽を迎え、各々の道を語ったのちに、夜凪へのオファーで溢れる場面で締めの新章突入ですかね。
次回も楽しみです!
おまけ
ないよ。